2022.01.03 15:082022年 初春明けましておめでとうございます。絵本『おちゃのじかんにきたとら』 ジュディス・カー作ソフィーとお母さんのおちゃのじかんにやってきたお腹をすかしたとらはとても礼儀正しく、いえの食べ物を食べつくして帰っていきます。帰ってきたお父さんは少しも慌てることなく、レストランへ出掛け三人で楽しい食事をします。何ともいえない大らかさですべてを受け入れる家族が魅力的です。今年もどうぞよろしくお願い致します。。
2021.08.03 02:00書店のフェアー、思い巡らすこと本屋さんでは手を変え、品を変えたいろいろな形の「フェアー」に出会います。出版社企画の恒例のものもあれば、お店独自のもあります。多様な本との出会いもあり、また季節を感じることもでき、有難い反面、あれもこれもと提案されると我儘な私としては、ほっといて・・という気持ちにもなります。でもやはり、自分だけでは偏向しがちな本選びになるので新たな切り口で展開されていると視野が広がるので嬉しいことです。そして今、店内に併設された「こんぶトマト文庫」書店でフェアー開催中です。テーマは「題字(タイトル)で読もう 夏の文庫フェアー」無責任と言えば言えます。内容に全く言及していないのですから。でも面白い。楽しい。いつも漠然と「いい本」ないかしらと本屋さんの棚を眺めている身とし...
2021.07.10 13:00ブックカフェの本についての世迷い言町の本屋さんには日々新しい本が並び、驚きや発見と共に新鮮な風が吹いています。おそらく・・。翻って当店の本は店主の蔵書。早々、簡単に増やしていくことはできません。まして基本的に読了してから棚に差したいと考えているのでそのペースは言わずもがなです。皆?に名作といわれている、タイトルだけは知っているけれど読んだことはない本が山(どころではない)のようにあり、普通?このくらいは知っているよねという本が‘初めまして’は数知れず。おこがましく、ブックカフェを開いていることの無謀さを痛感しています。とは言え、自虐は好まないのでみんなとか普通とかいう言葉に振り回されずに本を選び、読んでいくしかありません。書店員の“選書”とは立脚点が異なり、主軸はあくまで自分自身です。...
2020.08.20 01:30舫い本店内の本の貸出しを始めました。船と船、船と杭を繋ぐときに使う「もやう」という言葉。著者や描かれた時代や自分だけではない読み手とも舫えるように・・・。図書館なら無料。ブックオフならたくさんの本の中から選べて100円。それでも本と人と本と繋ぐ願いを込めてBOOK PORT CAFE の 「舫い本」初回登録料 500円・以降1冊 100円・ 期間3週間位お一人におひとつ専用の代本板をご用意します。 代本板〜学校の図書室でお使いになったことあるでしょうか。詳細はご来店時に。ご利用をお待ちしています。
2020.06.25 01:00読書会以前、暮らしていた街でお薦めの本を持ち寄って紹介し合う読書会を開いていたことがあります。集う方たちは多士済々。経歴を披露することはないけれど選書や発言の端々から伺い 知ることができます。読書量、見識の深さにただただ耳を傾けるばかりでした。そして何より敬服する点は皆さま決して驕らず、人を圧することなく、ていねいに言葉を差し出すことでした。ゼミやサークルではないので見解を一つにまとめることも方向性を打ち出す必要もありません。提議された問いは持ち帰ってそれぞれの生き方のなかで模索する。そのような暗黙の了解があったような気がします。 BOOK PORT CAFEでもこれからゆっくりといろいろな形の読書会を開いていきたいと考えています。