以前、暮らしていた街でお薦めの本を持ち寄って紹介し合う読書会を開いていたことがあります。
集う方たちは多士済々。経歴を披露することはないけれど選書や発言の端々から伺い 知ることができます。読書量、見識の深さにただただ耳を傾けるばかりでした。そして何より敬服する点は皆さま決して驕らず、人を圧することなく、ていねいに言葉を差し出すことでした。ゼミやサークルではないので見解を一つにまとめることも方向性を打ち出す必要もありません。提議された問いは持ち帰ってそれぞれの生き方のなかで模索する。そのような暗黙の了解があったような気がします。
BOOK PORT CAFEでもこれからゆっくりといろいろな形の読書会を開いていきたいと考えています。
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