2025.08.25 14:10鎌倉を識る読書会第ⅳ期読書会は藤谷治が編んだ『鎌倉遊覧』(中公文庫)を毎月読み進めています。全十四篇のうち七作品を読了しました。読書会に参加された方々が作品からそれぞれに想起された「鎌倉」の一端をご紹介します。・ゆれる鎌倉 ・リスペクト鎌倉 ・不思議鎌倉 ・もうひとつの世界 鎌倉 ・抜け道 廻り道 その道鎌倉 ・緑玉色の鎌倉 ・カルピスの鎌倉・憑依散策鎌倉 ・蜩鳴く鎌倉 ・歯がゆい鎌倉 この後も新旧入り混じった作品が控えています。来年の3月までいろいろな貌を持った「鎌倉」に出逢うことになりそうです。ご興味を持たれましたらお気軽にご参加ください。
2023.03.27 14:47読書会、始めています。2023年1月より、毎月一回、読書会を開いています。『須賀敦子が選んだ日本の名作 60年代ミラノにて』 河出文庫本書は1960年代に須賀敦子の翻訳によってイタリアで出版された『日本現代文学選』が元となっており、日本の十三人の作家の短編小説が収められています。その十三の作品を毎月一話ずつ、取り上げていきす。森鷗外「高瀬舟」、樋口一葉「十三夜」、谷崎潤一郎「刺青」、横光利一「春は馬車に乗って」、川端康成「ほくろの手紙」、坪田譲治「お化けの世界」、太宰治「ヴィヨンの妻」、林芙美子「下町」、三島由紀夫「志賀寺上人の恋」、深沢七郎「東北の神武たち」、石川淳「紫苑物語」、庄野潤三「道」、中島敦「名人伝」。著名な作家が並んでいるとは言え、私にとっては、初め...