先日、設計士さんが建物の模型をご持参くださいました。
去年の9月から″いえ”が出来上がっていく様を5ヶ月あまり、間近で見ることができました。
このような形ですからなかなか規格の物では合いません。
自ずと大工さんや職人さんの手が頼りです。平面で描かれたものを立体にする。
大胆かつ繊細。不器用な者には及びもつかない世界です。
いいものを作りたいという思い。誇りと誠実さに裏打ちされた”技”。
虚業ではなく実業ということばが浮かびます。
そしてそれを統括する工務店さん。
度量の広さと交渉力で采配をふるいます。
揺るぎない信念をもつ設計士とそれぞれの気概をもつ職人さんと業者さん。
思いつきで勝手気ままにものを言う施主。
それぞれを笑顔にする男前の仕事。
そのような建物のなかでの皆さまとの出会いもまた彼らの仕事に恥じぬように
誠実でありたいと思います。
0コメント