2023年1月より、毎月一回、読書会を開いています。
『須賀敦子が選んだ日本の名作
60年代ミラノにて』 河出文庫
本書は1960年代に須賀敦子の翻訳によってイタリアで出版された『日本現代文学選』が
元となっており、日本の十三人の作家の短編小説が収められています。
その十三の作品を毎月一話ずつ、取り上げていきす。
森鷗外「高瀬舟」、樋口一葉「十三夜」、谷崎潤一郎「刺青」、
横光利一「春は馬車に乗って」、川端康成「ほくろの手紙」、坪田譲治「お化けの世界」、
太宰治「ヴィヨンの妻」、林芙美子「下町」、三島由紀夫「志賀寺上人の恋」、
深沢七郎「東北の神武たち」、石川淳「紫苑物語」、庄野潤三「道」、中島敦「名人伝」。
著名な作家が並んでいるとは言え、私にとっては、初めて読む作品が多く、
新たな出会いとなっています。
1950年代に欧州に留学した彼女がイタリアの人々に日本の文学として、何を、なぜ、どのように紹介したのかという点も興味あるところです。
毎月第4土曜日の夜か翌日曜日の朝、ご都合の良いほうにご参加ください。
お気軽にどうぞ。
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