書店のフェアー、思い巡らすこと

本屋さんでは手を変え、品を変えた

いろいろな形の「フェアー」に出会います。

出版社企画の恒例のものもあれば、お店独自のもあります。

多様な本との出会いもあり、また季節を感じることもでき、有難い反面、

あれもこれもと提案されると我儘な私としては、

ほっといて・・という気持ちにもなります。

でもやはり、自分だけでは偏向しがちな本選びになるので新たな切り口で

展開されていると視野が広がるので嬉しいことです。


そして今、

店内に併設された「こんぶトマト文庫」書店でフェアー開催中です。

テーマは

「題字(タイトル)で読もう 夏の文庫フェアー」

無責任と言えば言えます。内容に全く言及していないのですから。

でも面白い。楽しい。

いつも漠然と「いい本」ないかしらと本屋さんの棚を眺めている身としては

偶然も必然の出会いと受け取めます。

この著名な作家がこのタイトルで?

これは一体、何のこと?などなど

好奇心がくすぐられます。

”80㎝の本屋さん” ぎゅっと詰まったこの形だからこそ生きてきます。

多分これは大きな棚でたくさんの本だったら食傷気味になるかも。


そして本屋さんの当事者ではないカフェ店主としては

お客様と同じ目線で楽しみながらおススメできます。

でもそれは並んだどの本からも奇をてらったタイトルで

耳目を集めようという姑息さが見えないから。

そこが一番の要。

と思っています。

湘南 茅ヶ崎BOOK PORT CAFE

湘南・茅ケ崎のブックカフェ 2020年春に本と珈琲のお店はじめました 「本は羅針盤」